冷ややかな三日月ではなく、ぽんやりとした膨脹気味の半月を見上げて、各々がまた今夜もJR阪和線の高架下沿いの露地で自分の登場を待っております。
ゆうべの稽古のお話です。
どうも、本多です。
この日は通しでなく、小返し、状況によって場面をとばしたり、また順不同になったりもしつつ、さらに紡ぎ出されるやりとりの質を上げてゆく、そんな時間です。
ただ、ですね。稽古はアトリエの中だけかといえば、さにあらず。
行き過ぎる、帰宅の途に就く学生さんやら、一杯引っ掛けたとおぼしき陽気なお父さんのチラ見を受けながらも、外でコンビで、トリオで、打ち合わせしたり、台詞を合わせたり。
道も含めて同時進行的に稽古しております。
すべては本番に向けて。
さて、本日は会場であるウイングフィールドさんをお借りしての通しを含めての稽古、否が応でも実戦モードに突入です。
物語の中では噂話と、粋な差し入れ、という2つの要素で間接的に繋がっている方、めりさんにバトンを託します。
ではまた!
10月
16
月が僕たちを見ている
カテゴリー 稽古場日誌
10月
14
全員集合!2@ひーこ
カテゴリー 稽古場日誌
今日の稽古は役者、スタッフ全員集合!
NGRで初めて美術をお願いする、今井さんも来てくださいました。
みんなで「初めまして」のご挨拶。
順番に自己紹介するなんて、ずいぶんと久しぶりで、和やかで気恥ずかしい時間が稽古場に流れました。
稽古はもちろん?通し稽古。まだまだ、改善の余地ありと、工夫や確認に余念がありません。
「蜜」を避けるため、出番を待つ役者は、稽古場の外で待機。
秋風に吹かれていると、
「あれ、なんだか懐かしい…。」という感じが。
そうか、テント公演の本番中とおんなじじゃん。
あらためて、そんなことに気づきました。
あと10日たつと、もう千秋楽。
毎日のように顔を合わせているメンバーと、また、会えなくなると思うと、淋しい気持ちもよぎっています。
さて、次は。
数々のテント公演もともにしてきた、本多さん。
よろしくお願いします。
10月
12
隔たりの最中に居ても@つぼさか
カテゴリー 稽古場日誌
気付かぬうちにバトンが回ってきていました。この間、2回のお稽古が過ぎてゆきました。慌ててゆるっと書いています。
どうも、2回目の登場、つぼさかです。

22日からの本番を控え、残すお稽古も7回となりました。最近は通し稽古メインになっています。
全体の流れを見ながら、スタンバイのタイミングだったり小道具や衣装の所作だったりを確認、微調整。といった様子です。
さて、サトーさんからのこのバトン。劇中で繋がりがあるとして回ってまいりました。
でも実は、ほぼ台詞を交わすことがありません。ましてや、同じ板に乗ってるタイミングも割と少ないんです。
それでも「繋がりがある」っていうのは、なかなか面白いですよね。これも演劇ならではというか、演劇らしいところです。
今回の作品『おおさむこさむ』は、大半がしっかりめの会話劇です。
それぞれチームと言うか、よく会話するキャラクターがある程度定まっている、という構成になっています。
なんですが!
わたしとサトーさんのように、ほぼ台詞を交わさない・全く台詞を交わさないのに、どこか繋がっていたり・・・、色んなところに色んな接点が散りばめられています。
もしかすると当日パンフに相関図なんかが載るかもしれませんが、無くても、どこがどんな風に絡み合ってるのかを考えながらご覧いただけると、より面白く見られると思います。ぜひ試してみてください。
こんなところで、続いては、これまたわたしと繋がりのある?ひーこさんにお渡しします。

10月
6

何を書きましょうね。
サトーエミです。
初秋の夜に皆で集まって稽古をする。
贅沢ですね。
コロナさん最近静かになってきましたね。コロナさんは時に人を隔てたりしますが、逆に絆を深めたりもします。
家族にはなんでコロナに「さん」つけるねんってつっこまれます。
けどね、彼ら?彼女ら?も精一杯生きてるだけなんですものねぇ。さすがに「コロナ」にちゃんをつけて「コロナちゃん」とは呼ばないですけど
今回この「ちゃん」を含む大阪弁にわたくし振り回されております。
大阪の人ってなんで飴に「ちゃん」ってつけるんですかねぇ。というか、大阪以外の人は「飴ちゃん」って言わないんですよね?
「飴ちゃん」のイントネーションは全国共通で「飴ちゃん」なんでしょうかね?
文字では伝わらないこのもどかしさ。
今の私は、「できる、できる、君ならできる、ぼくは本気だ、君は本気か」の応援歌をずっと流していたい気分です。
できている私を御見せするためにもっか努力中です。
ではでは、
次は劇中で繋がりがあるつぼさかまりこさんにバトンを渡します。
10月
3
現寸で通し稽古@つげ
カテゴリー 稽古場日誌
10月なのに真夏日ですね。みなさまバテておられないですか?
つげです。東風さんのブログで、そうやなあと。実はコロナでなくても人はひとりですよね。ただ、コロナは他者との距離を否応なしに示してくるんやなあ、、。
さて。
昨日はT-6(テシス)さんをお借りして、ウイングさんの舞台とほぼ同じサイズの場所で通し稽古でした。
なんか、ウイングさんとテシスさんて雰囲気が似てる感じします。
稽古場では奥行きが取れないので現寸稽古できるのは貴重な機会です。私も実際やってみて「こうかあー」と思うので、ありがたかった、、。
今回のお芝居は会話劇ではあるんですが、ちょっと不思議なお話。とある公園に集まって?くる人たちの微妙な距離感。
あと3週間弱、きっともっと面白くなっていきますので、ぜひ観に来てやってくださいませ!
お送りしたのはつげでした。次は私の今回の相方のサトーさんへ。
写真はもっとも奥行きを使うおふたり。

10月
1
役者ドキドキ 演出ゲンナリ
カテゴリー 稽古場日誌
スタッフさんを迎えての3度目の通し稽古
役者は緊張してちょっとドキドキ。
悪いクセは出る セリフは出ない・・・
演出曰く スタッフさん入り初回通しでゲンナリするのは毎回だから大丈夫
って、これはハゲマシか
さて、「わたしたちは今隔たりの最中に居る。
」は今回のちらしの謳い文句
そうなんだけど、コロナが孤独を連れてきた訳ではないと思うんですよね。
だって、一人だったでしょ。ずっと。
人と人が本当に触れ合える瞬間は、きっと人生で数えるほど。だからこそその一瞬を追い求める。何度傷ついても。
ゆっくり休めば、やがてきっとその時は来る。人はそんな風にできている。
あなたはそんな風にできている。
大切な人へのそんな想いも胸に稽古に励みます。
では、今回のヒロイン つげさんにバトンタッチ