大阪の演劇集団「浪花グランドロマン」のサイトです。

 本人が登場する前に既に村井友美さんにフルネームを紹介されたところのハバグッデイの本多です。

 豪州訛りだとハバグッダイの本多です。

 村井さんが、久しぶりに稽古場で会ったから。という到底首肯できない驚くべき根拠のもとおごれといっているのは、例のワッパーとかいうおっきなやつをひっさげて、最近やたらメガなんたらが流行ってるらしいからそろそろ行けるんじゃねえの、とばかりに再上陸を果たし、首都圏でうまくいったからもうオーケーだろうと踏んで難波に開店した王様的なナニではなく、クリッターズバーガーというまあなんというか、現時点での認知度は低いと思われる本格派かつ単価が高くてケータリングもやってるバーガーで、そこのチラシの写真を一瞥するなり、バンズが黒っぽいのがアメリカっぽいと村井さんは宣うのだが、だがしかし、マクドナルドってもろ米国だけど黒っぽくはないですよね。

 佐世保のを筆頭に多少割高でも手作り感と希少感でご当地バーガーも未だに各地で健闘してるみたいですしね。

 話の種に一度という気もないではないですけど。

 競艇で勝ったらおごりますけど。まあ競艇したことないですけどね。あ、競輪も。

 それはさておき。

 役者個々人により異なるものの、晩遅くまで続く稽古の前になにがしかの軽食を取るのがまあ慣例だったりするのですが、先日、無性にカップ焼きそばじゃなきゃイヤだ、絶対に食べるんだオレは、という欲求に対してさしたる障害もなかったので、まあ稽古場近くのコンビニで購入の二秒後にお湯を入れたりして。

 ペヤングもUFOも一平ちゃんも等しく僕を呼んでいて、その実績というか過去の貢献はそれぞれ輝かしいものなれど、手に取ったのはマルチャン。嗚呼東洋水産。

 すべては夏のせい。

 かやくの袋をピリピリと開け、乾いた麺の上にそれらはカサカサと振りかけられ。

 その後ポットのロックを解除して90℃に保たれた湯が注がれるその前にあってはならぬ再度のピリピリ音。

 出入り口にほど近いレジカウンターの端からたちのぼる、むせかえるほどのソース臭。

 だって粉末なのだもの。

 液体ならばいまだ本来の柔らかさも弾力性も取り戻してはいない容器の形に沿った四角い固まりの上にかけてしまうという行為は脳よりも手が許さなかったはず。

 絶対レジの人気づいたよな。

 そんな自分に対するセルフトラップにも音を上げることなく、しかし台詞覚えの能力の衰えにはかなりビビりつつ、日々稽古に励んでおります。

 それはさておき、今回もコンビっぽい感じで、こちらはもう楽しくやらせていただいてます、織田拓己さん、ひとつよろしくお願いします。

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