浪花グランドロマン第32回公演
「灼熱恐龍」
―しゃくねつドラゴン―
作 演出 浦部 喜行
2011年9月27日(火)~10月1日(土)
於 大阪城公園太陽の広場内特設銀色テント
あらすじと作品のねらい
飯坂家は先祖代々続く地主百姓だったが、耕一の代で田んぼをつぶして
紡績工場の経営を始めた。裕福でなくても充分食べていける程度には工場は何とかなっていた。
しかし、ブローカーの大井が持ち込んだ儲け話から、飯坂家とその周りの人たちの運命は急転していく‥‥
シルクロード、人類の進歩と調和‥‥。
解決できないことと向き合い、救いがなくても、それでも人間は生きていく。
そこから這い上がることは簡単なことではなく、だからといって簡単に生きることをやめられるわけでもありません。
東日本大震災ではありませんが、大きな障害を前に、ただ打ちのめされたとしても
それでも生きあがいていく、ヒトの弱さと強さ、切なさと美しさ、
そしてテントの熱を紡ぎ合わせた、浪花グランドロマンのナニワ節です。