大阪の演劇集団「浪花グランドロマン」のサイトです。
やあ、なんか往年の一心寺シアターみたいなタイトルですね。

どうも、本多です。

おかげさまで、関係各位皆様の尽力のおかげで、無事に仕込みを順調に終え、ひと息ついているところです。

さて。
今回の作品、いわゆるヒーローものがモチーフとしてそこかしこに散見される、というかむしろ通奏低音のように物語を貫いていたりもするのですが、遠く過ぎ去った夏休みの思い出をひとつ。

前回のブログでも綴らせていただいた小学校高学年の頃、父の単身赴任先を訪れた夏休み、長野県飯田市でのこと。

とあるヒーローショーを目撃したのですが。
目撃、とはまたおおげさな、と仰る向きもあるかとは思うのですが。
ウルトラマンでもなく、仮面ライダーでもなく、戦隊モノでもなく。
ガンダム。
プラモ欲しさに整理券をもらい、あげく入荷はグフかジムの二択、なんていう第一次ブーム真っ盛りの頃。店頭には武器セットとフィギュアのやつとムサイだけ並んでたりして。

そんな時期にワクワクしながら訪れたガンダムショー。
いわゆる悪役が出てきて声高にその場を支配する、というような宣言を行い、待て!何奴?お、お前は!てな感じで正義のヒーローが登場して格闘の末に屋上特設ステージを見つめる子供たちとその保護者を救い、街に平和が訪れるわけなんですが。

ヒーローはガンダム。ぎごちない、安定感重視の角張ったフォルムながらも成人男性を凌駕する高身長であることは間違いないんですが。
横にアムロとフラウがいて、基本完パケの音源で彼らの声で物語が展開してゆくんですよ。
そして、我々の平和を乱す憎き敵キャラはというと。
ジオン兵2名。名もなき一般兵。
ヘルメットも被って、軍服、というかモビルスーツを操縦するときの出で立ちではあるものの、顔は普通に全部さらした状態。
あ、ちなみにアムロとフラウはまったく表情の変化もないプラスチックな固い頭を被ってます。
そしてあろうことか、ジオン兵コンビの手にしていた飛び道具は。
ザクマシンガン。既成の玩具のマシンガンをちょっといじってあのシルエットに仕上げました、というようなもので、ちょっとだけ巨大なガンダムに立ち向かってました。

そんな今思い出しても脳が煮えそうな記憶はさておき、観にきていただいたお客様の心に残るものをお届けするべく共に日々悩み励んでいる鎌田さんにバトンを無理矢理渡します。

また!


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